靴を長く使うこと
人と靴。どちらの日々も、つづく。
靴は、出かけるときに必ず使うものだから、汚れも傷もつく。すぐに新品ではなくなります。おろしたての新品を履いたときは、少しだけ新しい自分になれた気がして、きもちいい。でも、人の人生が時間の経過とともに少しずつ深みを増していくように、自然に変化していい表情になっていく靴も楽しめたら。履き潰すのではなく、履きつづけることを前提に靴と付き合っていくために意識したらどうだろう?と思う、5つのことを考えてみました。
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1
長く履ける
靴を選ぶ
かかとの部分が
しっかりしていて
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ゴムが
すり減りにくくて
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履いてみて
心地いい靴
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2
疲れにくい歩き方を
意識してみる
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頭が“天に引っ張られている” 感じでまっすぐに立って、あごを引く。
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お腹を引っ込めて自然に胸を張る。
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肩から指先まで力を抜く。
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なるべく膝を曲げないようにまっすぐ足を出して、かかとから着地する。つま先で後ろへ地面を蹴るように踏み出す。
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ひじを軽く曲げて足の動きに合わせて自然に振って、いいテンポで歩く。
3
手入れの
手間を楽しむ
週に2日〜3日は休ませる
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汗が乾ききっていない状態で履くと、素材自体が傷んでしまう。
休ませることで、雑菌の繁殖やニオイも抑えられる。
ゴムの汚れを落とし、ツヤを出す
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日常のゴムの汚れは、消しゴムで。まずは、消しゴム自体をキレイに。
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消しカスが白くなり、それ以上汚れが取れなくなるまでていねいにこする。
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仕上げにゴム用ツヤ出し剤でさっと磨くと、さらにキレイに。
雨に濡れたらほっとかない
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乾いたタオルで表面を拭き、中が湿っていたら詰め物(新聞紙等)をする。
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形を整えて風通しの良い日陰に干す。※ドライヤーなどで乾かすと変形の原因になるので注意。
全体的に汚れが気になるときは、ていねいに洗って、
よくすすいで、しっかり干す
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ブラシでホコリを落とす。※泥汚れは、乾かした後に。
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中性洗剤を薄めに溶かして洗う。汚れがひどいときは30分くらい浸け置き洗いを。
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洗剤や水に溶けた汚れはシミの原因になるため、十分にすすぐ。
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よく水を切って、風通しの良い日陰に干す。
ときどきいい空気にさらす
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しばらく履いていない靴は、ベランダなどに出してあげる。
ホコリや湿気を取り除くことで、カビの防止にもなる。
4
手間をかけた分の
〝愛着〟を、ご褒美に
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靴を手入れする手間は、キレイに保って、長持ちさせるためだけでしょうか?どんなものでも大切に使っていると、もっと大切に使いたくなったり、ここまで使ったんだから、いけるところまで使っていこうと思えてきたり。手間のかかるもの、手間をかけるほどにわいてくる“愛着”は、ものを大切に使う人が得られる、なんともありがたい感情なのかもしれません。
5
履きつないでいける
靴を見つける
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ものの選択肢が増え、買い方も自由になりました。でも、だからこそ、本当に必要なものか、好きなものかを、よく考えて選ぶことが難しくなったとも言えるのではないでしょうか。自分の暮らしや価値観にぴったり合う靴を選び、どうしても使えなくなるまで大切に使う。そして、また同じ靴を買って履きたいと思える。ムーンスターは、そういう循環もつくりたいと思っています。