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150th

I’m UWABAKI ~MoonStar Identity Project~

今年の春に開催した「150thオープンファクトリー」に続き、150周年事業の一環として6月13日にワークショップイベント「I’m UWABAKI ~MoonStar Identity Project~」を開催しました。
そのイベントの様子を振り返っていきたいと思います。

内閣府がおこなった調査によると、日本の子ども、若者の「自己肯定感」は欧米など6カ国の中で最も低いとのこと。

「I’m UWABAKI ~MoonStar Identity Project~」はそんな他国と比べ自己肯定が苦手な日本の子どもたちに、「みんなと同じだけど、自分の色を持った上履き」を通して自分のアイデンティティ・多様性を認識し適切な自己肯定感を育んでもらいたいと考え、企画したプロジェクトです。

プロジェクト第1回目の会場は「福岡聴覚特別支援学校」さん。幼稚部26名、小学部40名の合計66名の子どもたちに参加していただきました。

ワークショップを始める前に、まずは今回のプロジェクト内容やムーンスター創業当時からの理念である「御誂向御好次第(おあつらえむきおこのみしだい)」について、手話の先生の力をお借りしながら説明しました。
子どもたちは真剣な眼差しで今回のプロジェクト内容を聞いてくれました。

説明も終わり、いよいよワークショップがスタート!
今回のワークショップでは、子どもたちの日常生活の身近にある真っ白な上履きをキャンバスに見立て
絵の具やカラーペンを使って自由にデザインしてもらいました。

絵の具をたくさん混ぜて新しい色を作る子、まるで画家のように大胆に塗る子、カラーペンで好きな模様を描く子、上履きの中やソールまで丁寧に塗る子など、デザインも描き方もツールの選び方もすべての工程で個性があふれており、子どもたちの発想力に驚きました。

中には「ムーンスター」と聞いて、月と星をデザインしてくれた子も。(参加したスタッフは感動していました。)

着彩作業が終わると、ムーンスター公式キャラクターのうわばき君が登場!登場するや否や歓声が上がり、子どもたちは嬉しそうに駆け寄りました。

自分でデザインした上履きを前にうわばき君と並んで記念撮影を行うと、最初は照れていた子も徐々に笑顔に。スタッフ含め全員が笑顔いっぱいの終わりを迎えることができました。

福岡聴覚特別支援学校さん、NPO ヘルプセンター福岡さんなどプロジェクトにご協力いただいた方々、そして参加スタッフの皆様もありがとうございました!

今回のワークショップが、少しでも子ども達の自信と今後の生活の役に立ってくれたら嬉しく思います。
以上「I’m UWABAKI ~MoonStar Identity Project~」の振り返りでした。